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[스크랩] [朝鮮半島ウオッチ] みえてきたポスト金正日?制~時代を逆行する北朝鮮

감효전(甘曉典) 2012. 1. 2. 18:24

 

                                      最高人民会議第12期第3回会議で国防委員会副委員長に選出された張成沢氏(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 北朝鮮ポスト金正日人事がほぼ固まった。その決定に至る経緯は異例続きで、側近の死などのナゾも少なくない。明らかなのは、世襲のための後見人の権力を強め、金ファミリーの支配を一層強めたことだ。「金正日総書記の関心事は後継固めしかない」(北朝鮮専門家)とされるポスト金正日体制は、時代に逆行した20世紀型・独裁社会主義モデルを目指しているようだ。(久保田るり子)

絶大な権力のナンバー2登場

 金正日総書記は義弟、張成沢・国防委員(64)をナンバー2に指名した。張氏は豪胆な人柄で、金ファミリーという血筋、80年代から表舞台に登場し、政治力にも定評がある人物だ。

 6月7日に招集された北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)で、金総書記がこの人事を提議、同会議はこれを承認した。15日には、軍の催事の出席者を報じる朝鮮中央放送が張氏を党書記より上位に伝え、張氏の序列がナンバー2に上がったことが裏付けられた。

 金総書記が人事を提議するのは異例だ。最高人民会議は民主主義国家の国会に相当するが、独裁国家、北朝鮮では形式機関に過ぎない。会議で金総書記自身が提議し承認するという手続きを踏んだのは、国内外に告知する「ナンバー2指名」の儀式という意味がありそうだ。

 北朝鮮は8日、張氏らの略歴を公式報道した。これも異例だった。報道では、張氏が朝鮮労働党中央委の行政部長職であることが確認された。行政部長とは、国家保衛部(政治警察)、人民保安省(警察)、監察機関(検察)という北朝鮮公安・権力機構の総責任者である。今回これに権力のコントロール・タワーと呼ばれる国防委員会副委員長の肩書が加わった。

欧米メディアには「後継者決定」と報じたところもあったほど。世襲が順当に進めば張氏自身が後継者ではないものの、「後見人」であり、有事の際の代行人になるのはほぼ間違いないだろう。「金総書記の死後、20代後半のジョンウン氏が実権を握ることができない場合は、張成沢氏に権力を委ねるという意味」と伝えた韓国メディアの見方は有力だ。

 張氏は昨年4月の最高人民会議で国防委員会に抜擢されたばかりだった。毎年4月にほぼ定例化されている最高人民会議は今年も開催されたが、このときは予算承認などを行った。憲法の一部改正も行われたが、内容は発表されていない。

 1カ月後の5月中旬、突然6月の会議招集が告知されていた。なぜ6月だったかは不明だ。「後継にかかわる別の事項の承認などが非公開で行われた可能性もある」(情報関係者)

側近の死のナゾ 

 不可解なのは、同会議の直前の6月2日、張成沢氏と長年、ライバル関係にあった李済剛・党組織指導部第一副部長が交通事故で死亡したことだ。4月、はやはり組織指導部第一副部長だった李容哲氏も心臓マヒで急死している。

 組織指導部という部署は朝鮮労働党の心臓部だ。党だけでなく軍や政府の人事、監視、粛清をつかさどっているからだ。

 部長は金正日総書記とされ(未発表)、この配下にある第一副部長は4人。死亡した2人のほかは張成沢氏(公安担当)とキム・ギョンオク氏(地方党組織担当)であった。特に李済剛氏は張氏と不仲で、2004年、張氏を一時、失脚させたのは李氏ともされてきた。李氏は3男ジョンウン氏の母、高英姫夫人(故人)に近く、後継問題にも深くかかわっていたとされる。

 張氏の大抜擢の直前に起きた党組織指導部の幹部2人の相次ぐ死亡。情報関係者の間では「権力闘争との関連」が取りざたされているが、証拠はない。

時代を逆行する統治システム

 今回の人事では首相も交代し、新首相に崔永林・朝鮮労働党平壌市委員会責任書記が就任した。崔氏は81歳という高齢で、故金日成主席の側近エリートだ。

 80~90年代に政務院(内閣)副総理や国家計画委員会委員長を務めた人物であるため、国家計画経済の立て直しや統制化が予測されている。

 国家経済の破綻で90年代後半に配給制度が崩壊した北朝鮮では、すでに10年来、住民経済としての市場が全国に数千と点在、住民らは生き延びてきた。しかし新首相人事には、時計の針を逆回りにしようとの社会主義化の意図が伺える。

 副総理も3人が解任され6人が新任となったが、黄海南道、平安南道など地方の党責任者や経済閣僚が昇進しており、こうした布陣からみえるのは、党中心の社会主義化、地方支配の強化の方向性だ。

 「昨年の貨幣改革以降の動きは、今回の人事も含めていずれも社会統制を第一義の目的にしているようだ。世襲に向けた国家の社会主義体制化だが、時代に逆行している」(北朝鮮専門家)

 南北関係や国連に向けた緊張醸成も、国内引き締めの一環とみられる

 

                      7日、平壌の万寿台議事堂で開かれた北朝鮮の最高人民会議第12期第3回会議。中央は金正日総書記(朝鮮中央通信=共同)

 

 

출처 : Intelligence Center[Night Watch]
글쓴이 : CIA bear 허관 원글보기
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